「アコースティガイド」社について
本社 「アコースティガイド」社は、海外において過去60年間にわたり、美術館・博物館で
音声ガイドを提供してきました。
1950年代 初期のアコースティガイド 「オーディオガイド」
●1957年 アメリカで「アコースティガイド」社を創立。
●ハイドパークにあるルーズベルト大統領の家の見学ツアーを制作。 ルーズベルト夫人が自宅内を案内しながら、英国王ジョージ6世やエリザベス女王の訪問など個人的な思い出を語ったガイド。 ある利用者からのコメント「このオーディオガイドを聞いていると、内緒話をこっそり打ち明けられているみたいだ」
1960年代 カセットによるオーディオガイド・ツアーが主流に
●“オーディオガイド・ツアー”が、全米の博物館や美術館で存在感を高める。
●“オーディオカセット”という全く新しい媒体での提供開始。
●メトロポリタン美術館、国立美術館などで、常設コレクションのツアー開始。
●イヤホンをつけて美術を鑑賞する人たちが、アメリカの漫画の中で取り上げられている。
1970年代 大ヒットの展覧会
●大ヒットとなった「ツタンカーメンの秘宝展」(メトロポリタン美術館を皮切りに全米を巡回)でアコースティガイド社の音声ガイドを提供。
●来場者数100万人にのぼった「セザンヌ展」(フィラデルフィア美術館)でも提供。
1980年代 アコースティガイド社とアジア
●北京の紫禁城で“カセットツアー”を導入(10ヶ国語対応)。アコースティガイド社のアジア進出となる。
●アジア進出から15年間で、北京・台湾・シンガポール、上海にオフィスを開設。多言語のツアーを上海博物館などに提供。
1990年代 新機種インフォームにより新しい市場を開拓する
●新機種“インフォーム”の導入により、BGM付きガイドが登場。 高音質で、多言語プログラムの対応が可能となり、新たに動物園や水族館、工場、ショールームなど、音声ガイドの市場が飛躍的に広がる。
●アコースティガイド社の“ランダムアクセス”ツアーの開発により、利用者は自分のペースで、聴きたいガイドを選べるようになる。
●世界初となる“デジタルハンディープレーヤー(digital handy player)”が、ルーヴル美術館をはじめ、上海博物館、英国のローマ風呂博物館など、全世界の60箇所以上の施設で導入。
●音声ガイドは博物館や美術館にはなくてはならないものとなり、コンテンツ面でも工夫をこらし、館長や芸術家、専門家のインタビューを交えたツアーも登場。
2000年代 時代のニーズに応えた新機種の登場
●2000年 “アコースティガイド2000シリーズ”を発表。 今までにないメモリ容量、最高品質のMP3または、Windows Media Audio 4.0のステレオサウンドで、あらゆるニーズの拡大に対応。
●2005年 「エスプロ・インフォメーション・テクノロジー(Espro Information Technologies)」と合併。
社名を「エスプロ・アコースティガイド」と変更。 世界に12のオフィスとネットワークを展開。
●2007年 “オーパス(Opus)シリーズ” がデビュー。 “オーパス・クリック” “オーパス・タッチ”は画面付きで、音声・画像・動画の機能が備わった、これまでで最も高性能なガイド機。
2010年代 デジタル時代の新しいミュージアム体験へ
個人用アプリのダウンロードサービス開始、
コンサルティング会社の設立
●2011年 パリのルーヴル美術館におけるスマートフォン用マルチメディア・ガイドの制作で、Espro Acoustiguide Group と Tristan Interactive(カナダ)が選ばれる。
●2012年 アプリ開発会社「Tristan」(オタワ・カナダ)をグループに迎える。高機能の自社開発アプリをルーヴル美術館・グッゲンハイム美術館・ドレスデン美術館ほか多数の施設に提供開始。
●2015年 コンサルタント会社「Future M」(パリ・フランス)を設立。
世界中のミュージアムへオンライン・ソーシャルメディア・アプリ他、包括的なデジタル戦略を提供開始。
近年の新しいサービス
●大英博物館(イギリス)の公式音声ガイドアプリを提供。
●自由の女神(アメリカ合衆国)にオーパス・プラスを導入。
●サグラダ・ファミリア(スペイン)にオーパス・プラスを導入。
テクノロジーと多様なサービスで、より新しい可能性を常に追い求めています。